/ 引き継ぎ・承継の前に
引き継ぎ書には、
判断の理由だけが載っていない。
異動、交代、そして承継。引き継ぎ書には業務の流れが書いてあり、取引先の一覧があり、締切の表があります。それでも後任は、着任してしばらくすると同じ質問にたどり着きます——「これは、なぜこうなっているんですか」。
渡せるものと、渡らないもの
業務フローは渡せます。取引先も、権限も、パスワードも渡せます。渡らないのは判断基準です。なぜこの価格なのか。なぜあの取引を断ったのか。なぜこの人に任せたのか。前任者の頭の中にだけあった理由は、席を離れた日に消えます。後任は結果だけを受け取り、理由を推測でなぞりながら、同じ迷いをもう一度歩き直すことになります。
記録が、そのまま引き継ぎ書になる
Cairn は判断記録のサービスです。日々の判断を「決めたいこと → くらべた選択肢 → 決めたこと → なぜそう決めたか」の同じ型で積んでいきます。AI に相談しながら言葉にしても、議事録やメモを放り込んでも、残る形は同じです。
同じ型で積まれた判断の記録は、そのまま「判断の引き継ぎ書」です。結果だけでなく、捨てた選択肢と決め手が残っているので、後任は結論の背景ごと受け取れます。記録は .md で書き出せるほか、引き継ぎ向けの文書としての整形にも対応しています。
会社を継ぐ・渡す場合
承継の局面では、先代の判断基準そのものが最大の資産です。数字と契約は引き継げても、「この会社はこういうときにこう決めてきた」は、記録がなければ渡せません。渡す日が決まっているなら、その日までの判断が全部、次の代への道しるべになります。
いつから始めるか
引き継ぎの直前から始めても、積めるものは多くありません。判断の記録は、渡す日から逆算して価値が決まります。日付が見えているなら、今日の判断からです。
判断の記録・閲覧・書き出しは無料で無制限です。詳しくはトップページの料金表をどうぞ。
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